2007-01-01から1年間の記事一覧

麻酔博物館>常設展示>麻酔器に写真を2点追加しました

先日、某大学へ見学に行かせていただける機会がありました。その時に、実験室の片隅で見かけたのがこの2台です。向かって左)MERA MD800向かって右)Aika Neo Custom 90です。Neo Custom 90 からはベンチレーターが取り外されていました麻酔博物館の収蔵写真…

記事訂正

10/28日に「以前、ナナオがシーメンスの医療市場向けモニター事業を買収というニュースがありました。今年は見当たりませんでしたが、来年にはEIZOブランドのモニターが機器展示場をにぎわすのでしょうか?」などという記事を書いたところ、通行人様から以下…

日本麻酔学会が麻酔博物館設立へ

9月6日付麻酔科学会理事長声明では、麻酔科学会の本部を神戸に移転し、将来的に麻酔博物館を併設する予定とあります。麻酔科学会オフィシャルの博物館という事で大いに期待しています

Arthur E. Guedel Memorial Anesthesia Center

講演のため来浜された京都府立医大のM先生より、サンフランシスコにゲデルを記念した博物館がある事を教えていただきました。さっそくググってみると、Arthur E. Guedel Memorial Anesthesia Center のホームページが見つかりましたhttp://www.cpmc.org/prof…

麻酔の歴史探訪 / Horst Stoeckel Museum

ミュンヘンにて行われたESA2007では、遠く離れたボンからHorst Stoeckel Museumが出張展示を行っていました。美しく研き上げられたドレーゲルの麻酔器数点と、世界ではじめてロタメータを搭載した"Maximilian Neuの麻酔器"は特に素晴らしくため息が出ました…

久しぶりに夜間小児緊急麻酔をかけた時に詠める歌

患児より早いじゃないか我が鼓動

非常口

ミュンヘンの地下鉄で見た「非常口サイン」「何やら鬼気迫るものがありますね」と同行者のK女史

JIN8巻

館長は普段スーパージャンプは読んでいないのですが、この展開は気になって仕方がありません。読みに行っちゃいそうですJIN―仁― 8 (ジャンプコミックス デラックス)作者: 村上もとか出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/05/02メディア: コミック購入: 4人 …

販売会社の合併吸収の系譜

sume様より医療機器の販売会社の合併吸収の系譜を追うのはどうかというご提案をいただきました。いつもありがとうございます。確かに気にはなっていて、シカゴのWLMに行った時に飾ってあった絵(黄円の中)を確か写真に撮ったのですが、調べなおしても見当た…

テルモと医療の歴史

先日、所用にてテルモメディカルプラネックスを訪問しました。プラネックスは医療シミュレーションや動物実験を行う施設です。 アメリカで訪問したALARYSやHOSPILAの本社には医療シミュレーションを行う部屋がありました。そこでは、ベッドや呼吸器・ポンプ…

第108回日本医史学会総会および学術大会

4月7日の大阪はあいにくの小雨模用でしたが、大阪市大校舎には全国各地から医学史研究者がつめかけ、朝からみっちりと詰まった発表に熱心に耳を傾けていました。医史学会は、通常の学会では名誉会員に当たる位のベテラン会員が現役バリバリで発表し討論する…

第108回日本医史学会総会および学術大会

来る4月7日(土)8日(日)の2日間、大阪天王寺にある大阪市立大学医学部学舎及び関連施設にて、第108回日本医史学会総会および学術大会が開催されます。今回の会場大阪を題材とした講演などが多数企画されています。また、医学関連の史跡や博物館にお…

第34回日本集中治療医学会学術集会

学術集会の前日の夜には、会長が評議員や名誉会員などを集め学会開催のお礼と明日からの学術集会への協力を依頼するために、会長招宴というものを行なうのが通例です。しかし集中治療医学会は今年から有限責任中間法人というものになり、公的な性格を帯びる…

ふぉん・しいほるとの娘

休日にもアルバイトで稼がなければならないのは院生の悲しいさだめです。しかし一方、休日待機バイトでは呼ばれさえしなければ、まとまった時間が取れる良いチャンスともなります。この3連休連続待機中に、日本医家伝で興味を持ったシーボルトの娘「お稲」の…

日本医家伝

吉村昭著「日本医家伝」1973年講談社を読む。とても有名な本なのですが、今まで出会う機会がありませんでした。ある日Amazonマーケットプレイスで見つけたのですが、なんと1円でした(送料は340円)。あまりの安さに怪しく思ったのですが、まともな本が届か…

オピオイド麻酔の誕生

世はレミフェンタ一色ですが、朝の論文紹介に大量モルヒネ麻酔が広まる契機となった Lowenstein の 1969年の論文、Cardiovascular response to large doses of intravenous morphine in man. New England Journal of Medicine, Vol 281, No25, 1969 を Lowen…

麻酔の歴史年表を更新

麻酔科学が発展する上で欠かせない、学会と雑誌の歴史を追記しましたAnesthesiology は真珠湾攻撃の1年前に創刊されたそうです

フェンタネストがフェンタニルに

最近フェンタネストと麻薬伝票に書いたら「先生間違っています」とナースに指摘される事がありました。確かにラベルには「フェンタニル」の文字が印刷されていますが、剤型や有効成分は全く同じです。調べてみると、佐賀医大のHPに以下のとおり記されていま…

薬の名前由来辞典を更新

誰もが一度は使った事があるであろうかゆみ止め”ムヒ”の名前の由来は「比べるものがないほどすぐれた効き目の商品という意味を込めてつけられた名前です。唯一無比、天下無比が語源です」(池田模範堂HPより) また、池田模範堂の由来は「社会の模範となる会…

明治の「医療現場」発見、東大に写真1000枚超(読売新聞)

東大医学部図書館に保存されていた明治期の卒業アルバムから、手術現場などの写真が多数見つかったそうです。学生が普段着姿で手術を見学する写真などもあるそうで、大変興味をそそられます。東大総合研究博物館あたりで特別展やってほしいものです