フェンタネストがフェンタニルに

最近フェンタネストと麻薬伝票に書いたら「先生間違っています」とナースに指摘される事がありました。確かにラベルには「フェンタニル」の文字が印刷されていますが、剤型や有効成分は全く同じです。調べてみると、佐賀医大のHPに以下のとおり記されていました。


「フェンタネスト注」から「フェンタニル0.1%注」への薬品名変更について

医療用医薬品の販売名には、原則として剤型及び有効成分の含量(又は濃度等)に関する情報を付すこと(平成17年3月31日付薬食審査発第0331009号厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知)とされており、平成18年7月7日付の官報にて「フェンタネスト注射液0.1mg」は経過措置期限平成19年3月31日で薬価削除され、改めて同日付で「フェンタニル注射液0.1mg「三共」」が薬価収載されました。しかしながら、メーカーや問屋の在庫状況から 当院の「フェンタネスト注」が販売名「フェンタニル注」に替わる時期がずれこんでおりましたが、先日から「フェンタニル注0.1mg「三共」」を供給することができるようになりました。
なお、両者は、販売名が異なるだけで、成分や含有量など全く同じものです。


「医療用医薬品の販売名には、原則として剤型及び有効成分の含量(又は濃度等)に関する情報を付すこと」って言う事はこれから面白い一般名が産まれなくなっちゃうという事になります。名前の由来でへーと言う事は無くなってしまいそうですが、解りやすくなるのは良い事なのでしょうね