2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本医家伝

吉村昭著「日本医家伝」1973年講談社を読む。とても有名な本なのですが、今まで出会う機会がありませんでした。ある日Amazonマーケットプレイスで見つけたのですが、なんと1円でした(送料は340円)。あまりの安さに怪しく思ったのですが、まともな本が届か…

オピオイド麻酔の誕生

世はレミフェンタ一色ですが、朝の論文紹介に大量モルヒネ麻酔が広まる契機となった Lowenstein の 1969年の論文、Cardiovascular response to large doses of intravenous morphine in man. New England Journal of Medicine, Vol 281, No25, 1969 を Lowen…

麻酔の歴史年表を更新

麻酔科学が発展する上で欠かせない、学会と雑誌の歴史を追記しましたAnesthesiology は真珠湾攻撃の1年前に創刊されたそうです

フェンタネストがフェンタニルに

最近フェンタネストと麻薬伝票に書いたら「先生間違っています」とナースに指摘される事がありました。確かにラベルには「フェンタニル」の文字が印刷されていますが、剤型や有効成分は全く同じです。調べてみると、佐賀医大のHPに以下のとおり記されていま…

薬の名前由来辞典を更新

誰もが一度は使った事があるであろうかゆみ止め”ムヒ”の名前の由来は「比べるものがないほどすぐれた効き目の商品という意味を込めてつけられた名前です。唯一無比、天下無比が語源です」(池田模範堂HPより) また、池田模範堂の由来は「社会の模範となる会…

明治の「医療現場」発見、東大に写真1000枚超(読売新聞)

東大医学部図書館に保存されていた明治期の卒業アルバムから、手術現場などの写真が多数見つかったそうです。学生が普段着姿で手術を見学する写真などもあるそうで、大変興味をそそられます。東大総合研究博物館あたりで特別展やってほしいものです