動物の麻酔

旭川の誇る漫画家佐々木倫子氏の「動物のお医者さん」には、主人公のハムテルが動物の麻酔に使う吹き矢を作りにいそしむ場面がありました。先ではなく横に穴が空いている針にゴムキャップをつけ、シリンジの中には麻酔薬、ゴム栓を隔てて圧縮ガスを入れておく。動物に命中するとゴムキャップが外れ圧縮ガスに押し出された麻酔薬が動物に注入されるという仕組みになっています。まっすぐ飛ばすためにシリンジの尻にボンボンをつけたりとなかなかに工夫が施されているそうです。学生時代に読んだその吹き矢(写真:下)に今日10年ぶりに出会いました。実物を見るのは初めてだったので嬉しくて写真を撮ったのは良かったのですが、肝心の麻酔薬について動物園の人に質問しておけばよかったと後悔しています。ネットで見たところネコ科の猛獣にはケタミンが非常に良く効くそうですが...