ASA2006シカゴ

hakubutsukancho2006-10-16


シカゴにはASAの本部がおかれ、そこには麻酔科関連の図書・博物館であるウッドライブラリーがあります。当然今回もソーシャルアクティビティーとしてウッドライブラリーツアーが2回組まれていましたが、15日は満席、17日は都合が会わず参加できなかったので、自分で行ってきました。安全だけども本数が少なくあまり便利とは言えないメトラに乗ること約40分。パークリッヂという駅で降りると目の前にタクシーが数台並んでいます。もしタクシーがいなくても駅舎の中にタクシー会社の事務所があるので、すぐに呼び出してもらえそうです。チップ込みで5ドル位の近距離にウッドライブラリーがあります。

建物に入るや否や受付の明るい女性が気さくに話しかけてくれます。入ってすぐ右手にはアメリカの麻酔の歴史を彩る道具が美しくディスプレーされており(写真)、音声ガイドまであります。入場料は無料です。話によると、展示品のほとんどは篤志家により寄贈された品物で、フォレッガーの会長さんなどは、自社の製品のみならず、オークションサイトe-bayに出品された品物を落札して寄付してくれているそうです(確かにe-bayを見るとyahooオークションには載らないであろう麻酔器などの出品が目に付きます)。

展示品・説明などは素晴らしいの一言に尽きます。こんな博物館が世界に一つでもあるなら、「麻酔博物館」なんて必要ないんじゃないかと思えてきます。

一階にはその他にも実際古い道具を手に取れるコーナーがあり、EMOってこういう風に動くんだなどと感心させられました。三階には図書館があり、麻酔関連の書籍がゆったりとしたスペースに並べられていました。麻酔図書・博物館には3名の司書さんが働いているそうで、日本にも是非こういった施設が作られないものかと思いました


午後には先輩の発表を拝聴し、夜はシーフードレストランで打ち上げをし、シカゴ最後の夜を楽しませていただきました